プライベート・スカイ
リーマンはあたしの手を掴むと、グイグイ引っ張って歩き出した。
「えっ、ええ~ちょっと待っ…」
「何?今さら嫌だとか言うわけか?俺だって苦労したんだぞ!出会い系はサクラばっかだし…」
やだぁ!!
こんなヤツにニ万でヤられちゃうの!?
…でもニ万…お金欲しいしな…
…って~ちっがーう!!
「あ、あ、アズマさん…じゃないですよね?」
「──アズマ?誰それ」
あー!!やっぱり人違いだぁ~いやーん!!
「離してよっ!!あたし違うから!!」
「違うってなに?嘘つくんじゃないよ」
「嘘じゃな…?!」
「…なんだ、お前?」
突然一人の男が、騒いでるあたしとリーマンの肩を掴んで話しかけてきた。
「悪いね、オッサン。そいつ、俺のツレなんだわ」
…今度は何!?
イヤー!もうワケ分かんない!!
その男は深めに帽子をかぶっていて、顔は全然見えなかった。
リーマンと同じくらい怪しいけど、リーマンよりはマシな気がする!
「何言ってんだ!この女は俺が…」
「'買う'つもりだったわけ?警察に突き出してやろうか?仕事も肩書きも家族も失うぜ」
「…くっ…」
脅しをかけるとリーマンは直ぐに引き下がった。
「えっ、ええ~ちょっと待っ…」
「何?今さら嫌だとか言うわけか?俺だって苦労したんだぞ!出会い系はサクラばっかだし…」
やだぁ!!
こんなヤツにニ万でヤられちゃうの!?
…でもニ万…お金欲しいしな…
…って~ちっがーう!!
「あ、あ、アズマさん…じゃないですよね?」
「──アズマ?誰それ」
あー!!やっぱり人違いだぁ~いやーん!!
「離してよっ!!あたし違うから!!」
「違うってなに?嘘つくんじゃないよ」
「嘘じゃな…?!」
「…なんだ、お前?」
突然一人の男が、騒いでるあたしとリーマンの肩を掴んで話しかけてきた。
「悪いね、オッサン。そいつ、俺のツレなんだわ」
…今度は何!?
イヤー!もうワケ分かんない!!
その男は深めに帽子をかぶっていて、顔は全然見えなかった。
リーマンと同じくらい怪しいけど、リーマンよりはマシな気がする!
「何言ってんだ!この女は俺が…」
「'買う'つもりだったわけ?警察に突き出してやろうか?仕事も肩書きも家族も失うぜ」
「…くっ…」
脅しをかけるとリーマンは直ぐに引き下がった。