プライベート・スカイ
また、アズマが呆れた口調であたしを驚かせた。

「…はっ?!」

「お前のカレーやらラーメンやら焼きそばが『美味い』って評判でさ、ナニゲにお前も人気あって店も繁盛したから

SweetPain売るのが楽だったよ」

「えっ!?あたし人気あった?!」

「料理の次にな。ラーメンとか、けっこう美味かったぜ」

「ああ、『アマゾンっぽい気がする塩ラーメン』ね…」

その他にも
『現地の人は食べなさそうなカレー』
とか

『空気読めない感じのおでん』

とか、なんか色々考えたな。
だって、何でもいいからメニュー考えて店で出せって言うから…

確かに店はね、繁盛したのよ。忙しかったもん。

でも、何でアズマの仕事を手伝うって話しが海の家?って思ったけど

とにかく店が忙しくて、またそれも楽しかったのに

…売ってたんだ…薬…

「ねぇ、どんな人に売ってたの?」

「秘密。知ってどうするんだよ?必要ないだろ」

「うん…そうなんだけどね」

でも…
なんか…ショック。

色んなお客さんが来てくれた。
もちろん若い子が多かったけど

あの人達の中にも、ドラッグやる子が居たって考えると嫌な気分になった。

なんか悲しいよ。
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