プライベート・スカイ
新しい自分の部屋に戻ると、妙に静かで寂しい気がした。

昨日までは家もバタバタしてたし、レイナや久しぶりにアマゾンにも会って賑やかだったから

全然違う環境に、なかなか落ち着けないでいた。

とりあえず心配するといけないので、レイナには家に着いたと連絡。

すぐにメールが返ってきて、嬉しかったのに

メールの送信者はレイナではなかった。

『From:まり子
  青山さん、お疲れ様でした。そろそろ家に着きましたか?ゆっくり休んでくださいね』

…なんで、オレが帰ってくる日を知ってんだろ?

しかもこのタイミングの良さ…

ちょっと嫌だったけど心配してくれてたみたいだったから、メールで返事はせずに電話をした。

『もしもし、青山さん?帰って来たんですか?』

「うん」

『色々と大変でしたね…お悔やみ申し上げます』

「ありがとう。明日から仕事に行くから。それにしても帰って来る日がよく分かったね?」

「チーム長に聞いたんですよ。あちらに戻ってる時も、私一度だけメール送ったんですけど…」

「え?きてないよ?」

そう言えばメールを送っていいかと言われたなと思った。

すっかり忘れてたけど…きてないよなぁ?

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