Cross
今日の仕事は雑用や授業の見学だった

いつか俺もあの教壇に立てると思うと胸が騒ぐ


1日を終え桃花と亮と帰る

朝の驚いた顔…
俺は思い出し笑いをしてしまった


「祐介くんなぁにニヤニヤしてるの?」
桃花が不思議そうに顔をのぞきこんでくる


「いやっ別に♪」


「変な子〜」
桃花は言った

ふと桃花の方をみたとき
屋上が一瞬目に入った
一瞬だったのに
一瞬目に入っただけなのに
あの子がいるのがわかった

「祐介?」
桃花の声でふと我に帰った

「やっぱり変な子〜」
桃花は首をかしげながらますます不思議そうな顔をした


< 37 / 66 >

この作品をシェア

pagetop