Cross
だけど了解したことをすぐ後悔することになった


「おじゃましまーす・・って汚い部屋!」  

なんていいながら桃花の自分の部屋のようにずかずかと
俺より先に部屋にあがった

「レポート手伝うって言ったからつれてきたんだぞ?わかってるよなあ?」

「わかってるっての〜」
なんて言いながら桃花はソファーに座りながら
本棚を物色しはじめる

手伝う気・・・・ゼロ。


俺は台所に行って二人分のコーヒーを用意し部屋に持っていく


「桃ミルク2つね♪」
桃花は本棚から取り出したアルバムをぱらぱらめくりながら言った

すっかりお姫様な桃香・・・


「はいはい。姫」
俺は言われる通りに砂糖を入れミルクを2つ入れて桃花に差し出した


俺は鞄から資料を取りだしレポートをはじめた


桃花は思った通り
アルバムをめくってはきゃっきゃとはしゃいでいる


「あっ〜これっ修学旅行で遊園地に行ったときの〜!!」


「あっ!!これ卒業式のじゃん。桃泣きすぎて目腫れてるしっ〜」


・・・集中できねぇ・・・
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