愛のある日々
結局私たちのクラスは沙希の願いも虚しく、赤ブロックに決まっていた。



赤ブロック……石田先輩がブロック長を務める。



私たちのクラスが赤ブロックと聞いた時、私は一瞬ドキッと胸が高鳴った。




「ブロック長は石田先輩かぁ。まぁ、石田先輩もかっこよかったしいいかなぁ。」


『…………』



「優加?さっきからずっとぼぉ~としてるけど、どうかしたの?」



『いや…ちょっと疲れちゃったみたい。』



「大丈夫?早く帰ろっかぁ。」



『うん!!帰ろう。』





私たちは学校を出て、そのままお家へ帰った。


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