青春
3,好きの高まり
…私と奈留は、あっさりとグラウンドに着いた。
清水くんからの突然の呼び出しに、慣れない私は感情が高まっていく。
「…んで、どれが清水くんなんよー??」
楽しそうな顔をして、奈留はキョロキョロとあたりを見回す。
『…たぶん、野球部なんだと思う…』
「でもまだ1年は入部できんよ?」
『…え、あぁ。そーなの…?』
私も奈留のようにあたりをキョロキョロ見回す。
「…―みこッ!?」
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