僕は…あたし!
『仁…。
ありがとうな!
マジ、助かったよ〜。』
「いえいえ、どういたしまして。
こんな沢山の洋服作るのって、凄く楽し〜。」
仁は、そう言うとにっこり微笑んだ。
『本当、仁は洋服作るの好きなんだね〜!』
あたしも嬉しくて笑顔になった。
「おぅ。
俺の天職だと思ってる。
だから、有吉家に生まれて良かった!」
そんな、しっかりと自信をもって言う仁は…
頼もしくて、キラキラしていた。
「結…。
話したいことがあるんだ…。」
仁の顔は、さっきと違って真剣になっていた。