僕は…あたし!




康は、真っ直ぐ俺の目を見て言う…

「俺、結が好きだ。

文化祭が終わったら、告白する。」


俺の胸が少しずつざわめき出す。

やっぱり、康も結の事が好きだったか…。


「そーか。」


…俺は、この一言しか言えなかった。


他に言葉が出てこない。


少し沈黙が流れた後、康が口を開いた。

「お前は、どーなんだよ?」


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