僕は…あたし!



「よっ。
こんなトコでなにしてんの?」


康は、優しく微笑むとあたしの隣に腰を下ろした。


『あ、康!
今、修が昼飯買いにいってくれてて待ってんだ〜。』

あたしは、にっこり笑いながらこたえた。


「そっか…。

…俺さ、文化祭終わったら結に話したい事あるんだ。
…聞いてくれる?」


そう言うと康は、真っ直ぐあたしの目をとらえる。



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