僕は…あたし!



そして、3月にこの学校を辞め…


女子高へ転校する事も伝えた…。


「そっか…。

仕方ないよな…。」


悠哉さんは、ぽつりとそう呟いた。


皆の顔色を伺う様に見回すと…

寂しそうな顔をして俯いている…。


ロウソクの灯りが一瞬にして消えるように辺りは、静まり返る…。


『しんみりしないで下さい〜。
一生のお別れじゃないんです!
守屋家と寮は、近所ですし、学校も隣同士なんですから!

学校が違っても…
あたし、皆さんに会いに行きます!』


あたしは、満面の笑みでそう伝えた。



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