僕は…あたし!



「別れたのは、結が日本に行った直後よ…。

ママね…

今でも修司さんが忘れられないの…。
パパもそれを知っていながら、それでも構わないって…ママと一緒にいてくれたの…。

結果的にパパを傷つける形になった…。
ママの弱さのせいね。」


ママは、悲しそうにそう言った。


『じゃぁ、パパの為にも幸せになってよ?

守屋パパに想いを伝えなきゃ!』


あたしは、また家族が一緒に暮らせる事を…

幸せになる事を望んだ。


だって、守屋パパもママが好きなんだもん。


一緒にいるべきだよね。



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