僕は…あたし!



「修、いるじゃん!

何、しょっぱい事してんの〜?
もう、17時なんだけど〜?」


「……。」


修は、言葉を発さずぼんやりしていた。


俺は、こんな修を見るのは、初めてだった。


だから、いつも通りからかったんだ…。


「修、どーした?

結と何かあった?(笑)」


俺は、冗談のつもりだったのに修は、ピクッと反応した。


「何でもないっす…。」


修は、そうぼそっと呟いた。


会長様をなめんなよ?


俺に隠し事するなんて百年はや〜い☆ミ


ネタは、上がってるし?


…バレバレなんですけど〜。


「ふーん、なるほど〜!

結に、告られちゃって振っちゃった感じ〜?

珍しいね〜、修って来るもの拒まずじゃなかったっけ〜?」


「コワ!!

あんた、部屋に隠しカメラでも仕込んでんのかよ?」

修は、顔を青ざめながら言った。



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