僕は…あたし!
「そう…。
じゃ、お前が逃げてんだな。
結からも康からも!
関係を壊したくない?
は?!
笑わせんなよ。
もう、壊れてんだよ。
恋愛感情、持った時点で友達じゃねーんだよ。
男と女だ。
友情は、成立しない。」
俺がそう言うと、修は黙り込んでしまった。
なぁ、修。
俺、修が結と結ばれてくれたらいいなって思ってんだぜ?
皆が嫌がる事も断わらず進んでやるし、仲間思いだし、いい奴だ。
縁の下の力持ち的な感じ。
前は、変な方向に進んでて心配したけど、結を好きになって変わったよな、修。
だから、早く気付け。
少しの沈黙が続いた後、修が口を開いた。
「そーっすよね…。
俺、逃げてました。
これからは、真っ直ぐ向き合います。」
修は、何か吹っ切れたかのように笑顔を見せてくれた。