僕は…あたし!
「只今。
ご馳走、楽しみだな!」
パパは、そう言うと嬉しそうにリビングへ歩いていった。
「ただいま〜。
結…
いや、何でもない!
やっぱり、女の子の格好が一番似合うな!」
お兄ちゃんは、途中で何か言いかけて違う話題をふってきた。
??
何だろう?
あたしは、あまり気にせずお兄ちゃんとリビングへ行き席に付いた。
「お帰り〜!
結と二人でご馳走作ったのよ〜!
さ、頂きましょ。」
家族、皆が揃ったダイニングテーブル…
嬉しくて嬉しくて涙が出そうになった。
記憶には、ないけど又こんな風に食卓を囲めたらいいなぁ。
願わずには、いられない…。
あたし達は、頂きますをして食事にありついた。