僕は…あたし!



「俺にしとけよ…。

絶対、お前を悲しませたりしないから…。」


あたしは、涙をおさえながら…

康からゆっくりと離れた…。


やっぱり、あたし…

修が好き。


諦める事なんて出来ないよ。


『ごめん…。』


そう、康に告げるとあたしは家まで走った。


あたしは、全く気付かなかったんだ…。


修が…


公園にいた事…


康に抱き締められていたのを見られていたなんて…


全く知る余地もなかった。


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