僕は…あたし!
〜修side〜
クリスマスイブの夜…
俺は、結の家へと向かっていた。
透き通った…
冷たい風が俺の体を冷やしていく。
緊張していた俺には、何故かその風が心地よかった。
結にクリスマスプレゼントを渡して告白する!
そう決意して一歩一歩足を進めた。
聖蘭公園を通りかかると…
そこには、康と結が抱き合っているのが見えた。
俺は、目を疑った…
遠くからでも、分かるほどに…
康が真っ直ぐと俺を見ていた。
“手を出すな”と言っているようだった…。