僕は…あたし!





ぽーっと、外を見ていたら隣から声が聞こえた。



「アンタ、女みたいな顔してんな。」



あたしは、ドキッとして振り返ってみた。



隣の席には、ニカッと意地悪そうに笑う男が座っている。



「俺、櫃貝 修(ひつがい しゅう)。宜しく!」



櫃貝くんは、勘が鋭そう…な気がする…。


悪戯っ子キャラの印象かな?


『こちらこそ、宜しく。』


女ってバレたらヤバイ!


櫃貝くんには、更に要注意だな…。


< 6 / 350 >

この作品をシェア

pagetop