カニバリズム
だから最期のとき君は笑って、
『君に喰べられるなら、
何よりも、しあわせ』
なんて、馬鹿げたことを。
もう一度みた瞳は、僕のことを視ていた。優しく、僕を。
僕はそれを拾って口に含んだ。
『君に喰べられるなら、
何よりも、しあわせ』
なんて、馬鹿げたことを。
もう一度みた瞳は、僕のことを視ていた。優しく、僕を。
僕はそれを拾って口に含んだ。