空。君がスキ。
思いっきり泣いた。


そしたら気付いたら大翔の胸の中にいた。



とても優しかった。


大翔の温もりが伝わってきて



嬉しかった―――。



『ゴメンね!ありがとう。』



『寂しかったら俺んとこ来いよ。』


『…うんっ。』



『元気出た。じゃぁ教室、戻るね!』


『あぁ。』



屋上から階段を降りる。


2時間目が終わった休み時間だった。


『結月ぃ~!どこ行ってたぁ?』


ゆなが声をかけてきた。


『んー内緒♪』


『えぇ~っ!?』

『次の授業なに~?』

『えっとね~音楽♪』


音楽の教科書を持って音楽室に向かった。


 
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