Leave a prove
「お前真紀知らねぇの??」

「ボケか晴貴??突っ込んだ方がいいか??何でやねん!!」

と二人は信じられない様な口振りで俺に言ってくる。

真紀ちゃん??…やっぱ知らん。

「マジで記憶にないわ…真紀ちゃんって子はそんな可愛いのか??」

ホントに解らなかった俺に直輝が教えてくれた。

「真紀ちゃんは成績優秀で美人ってよりは可愛い系の女の子だな!吹奏楽部で確かフルートを吹いてたはず、背が小さくて子猫みたいな感じ」

「ふーん…直輝詳しいな」

「春貴が知らな過ぎなだけだって!」

と直輝が笑いながら答えてきた。

んなこと言ったって8クラスもあるんだから他のクラスの女子のことなんて知らん。

「これから見に行くか??」

拳が吸い終わったタバコを携帯灰皿に捨てながら言った。

拳は不良なんだが何故かタバコのポイ捨てはしない。

「いいねぁ!!見に行こうぜ春貴」

と直輝はノリノリだ。
「いいよめんどくさい、ここで時間潰そうぜ」
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