Leave a prove
あんまキツい言い方したくないんだよ…昨日今日で二人も泣かしちまってるし。

いい加減気付いてくんねぇかな。

「じゃあ私とあの子のどっちか選んで」

「はぁ!?」

今度は何を言い出すんだ!

当然真紀も何言ってんのって顔してる。

「多分私とあの子がこの学校で一番春貴のことが好きな二人なの!だから春貴はどっちを彼女にするか選んで」

どうしてどっちか選ばないといけないんだ!?

しかし一度勢いに乗ったサクラは止まらなかった。

「あんたも春貴と付き合いたいんでしょ!?この際だからハッキリ決めましょ!じゃあアピールタイム開始!!まずは私からね」

俺の意見何て聞く気がないらしくサクラがアピールタイムとやらを始めた。

「「…!!」」

サクラがいきなり俺に近付くや俺の手を取り…自分の胸に押し当てた。

これには俺や真紀はもちろんサクラの友達も驚いていた。

てかまだ居たんだ、存在感なさすぎだろ。

何しに来たんだ。
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