Leave a prove
「はぁい私のアピールタイムはこれで終わり!次はあなたの番よ♪」

全力を出し切ったのだろうサクラはスキップをしながら「はいチェンジ♪」とか言いながら真紀の肩を叩いて後ろに下がった。

真紀はと言うと…凄く震えていた。

緊張がピークに達していたのだろう。

昨日も俺と話すまで結構時間かかってたからな。

真紀が俯いていると後ろから声援が聞こえてきた。

「真紀ちゃん頑張れぇ!覚悟決めて神崎くんに告白しなきゃ!!昨日みたいに後悔しちゃダメだよ!」

俺が後ろを振り替えると真紀の友達が声援を送っていた。

…てか野次馬倍になってねぇか??

反対側にも沢山の人だかりが出来てるし…裏庭にこんな人が集まったのは開校以来初めてなんじゃねぇ??

そう思うぐらい人であふれかえっていた。

直輝も拳ももう諦めて見守ることにしたみたいだし。

「大丈夫!!真紀ちゃんは凄く可愛いから!!後は自信と勇気だよ」

真紀の友達が胸の前で小さくガッツポーズしながら真紀にエールを送った。
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