Leave a prove
少し語り口調になってしまったが、言ってしまっては仕方がない。俺はこのスタンスで話の続きを即興で話した。

「俺達は勝つための練習を続けてきた。練習は嘘をつかないと俺は思っている…今度は俺達が優勝する番だ!やるぞぉっ!」

「「おうっ!!」」

円陣が終わった後、俺達は練習を再開した。だが今週から始まる中体連に向けての練習は、大方もう終わっている。

後は、シュミレーションを重ね、攻撃のバリエーションを完璧にするだけだ。

菊池先生を信じ、チームメイトを信じ、今までやってきた練習を信じて…。







明日から俺達の目指した地区大会が始まる。

学校の授業が終わり、俺は一人学校のグランドで練習をしていた。

今日の練習は、明日の疲れを残さない為に休みであったのだが、俺は身体が落ち付かない事もあり、一人で練習をしていた。

直輝は、用事があるようで、先に帰り、他の部員も軽く汗を流す程度で切り上げ、帰ってしまった。

そう…俺は、かなり本意気で練習をしていた。
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