男装ホスト*蘭*


 話は戻り、現在。

 蘭子は仕事を終えた母、桜子に驚きの目を向けている。


 「聞こえなかったの?」

 「……い……や………
 聞きたくないの…」



 放心状態だ。


 「あぁ!蘭、焦げてる!!」

 朝食を作るのはいつも蘭子だ。


 母は急いでかけより火を止めた。


 「まったく……そんなにイヤ?




 ………ホストになるのが」



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