Sugar×Beast



グシャ・・・




手紙を封筒ごと手の中で握りつぶした。




そんなことのために

いちいち手紙出してんじゃねぇよ




クシャクシャになった手紙を高山に渡した。




「これ捨てとけ」




一呼吸置いてから

高山が



「承知致しました」



と言って

手紙を受け取った。






「じゃあ行ってくる」



「行ってらっしゃいませ」




キィー…




ドアを開けた。






言われなくてもわかってんだよ・・・


あんたには敵わないこと。




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