Sugar×Beast
「えとね・・・
定期試験でいつも流莉の
次の順位の人だよ」
はぁ?
確かにその通りだけど
今、すごく失礼なことを言われた気がする。
「あ、あぁ
あの三木谷礼くんね!!
思い出した♪」
試験の順位に特に、敏感な雨宮流莉が
彼を思い出すのに時間はかからなかった。
「で、何の用?」
友達を含めて、変わってる子だって改めて実感した。
まぁ・・・その辺にいる女の子と一緒ならそうそう、悠季の気は引けないし。
なんか納得。
「俺ね
悠季の従兄弟なの」
「か、神代の!?」
「うん♪
何か聞きたいことないかなって」
「聞きたいこと?」
あっ・・・と少し心当たりがありそうな顔をしたので
「よし、
じゃゆっくり話そ♪
流莉ちゃん」
と言って強引に腕を引っ張った。
「ちょ、ちょっと
待っ・・・」
強制連行
成功♪