Sugar×Beast
「それはプライベートじゃないんだ?」
「俺が教えたいから教えるー♪」
こんな奴を従兄弟に持ってしまった神代を哀れに思った。
「悠季って軽いよ?
俺もだけど」
「・・・知ってる」
あんたが軽いってのも見てればわかるし。
神代も・・・
「悠季はいろんな女の子振り回してきたんだよ!!」
「あんたも・・・でしょっ!?」
礼くんは肝心なことはいつも言わない。
でも
いつも
核心をつく。
わかってたこと。
それを実際に言葉にしただけ。
今更、何って感じ。
でも、知ってるって言っても今までのは予想で
実際に礼くんに言われると
なぜか・・・
「別にどうでもいいし」
胸が締め付けられる気がした。
「私にも遊びだったんでしょ?」