Sugar×Beast


「それはプライベートじゃないんだ?」



「俺が教えたいから教えるー♪」




こんな奴を従兄弟に持ってしまった神代を哀れに思った。




「悠季って軽いよ?

俺もだけど」




「・・・知ってる」


あんたが軽いってのも見てればわかるし。




神代も・・・





「悠季はいろんな女の子振り回してきたんだよ!!」



「あんたも・・・でしょっ!?」





礼くんは肝心なことはいつも言わない。




でも

いつも




核心をつく。





わかってたこと。


それを実際に言葉にしただけ。



今更、何って感じ。





でも、知ってるって言っても今までのは予想で


実際に礼くんに言われると



なぜか・・・




「別にどうでもいいし」





胸が締め付けられる気がした。



「私にも遊びだったんでしょ?」




< 84 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop