Sugar×Beast



「なんでこのタイミングでこれが出てくんのっ!!」




ただでさえ、

こんな状況なのに


今、思い出すのは止めよう。


そんなこと考えたって絶対、プラスにはならないし。




忘れよ!!


忘れる。


忘れる。




忘れ・・・




「・・・くっ」



られない。




溢れてきたのは


遊びだったってことに対するあいつへの怒りじゃなくて




涙だった。



視界がぼやける。




「な・・・んでっ」




これは何の涙?



嬉し泣き?

悔し泣き?



それとも


悲しい・・・?


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