Sugar×Beast
わかんない。
他の女の子と一緒。
あいつは遊びとしか思ってない。
それだけのことで
こんなにも自分が取り乱されるなんて知らなかった。
「も・・・やだ」
本当に・・・
「流莉?」
突然、後ろから自分の名前を呼ぶ声。
ビクンと肩が震えた。
声の主はすぐに見当がついたから。
「何してんの?」
神代・・・だ。
顔なんて見たくない。
そう思って下を向いた。
「何でもいいでしょ」
だから早く帰れ!!
しかし、私の願いも虚しくあいつは隣にしゃがみ込んだ。
「顔、上げろよ」
「絶対やだ」
断固拒否。