Kiss Kiss Kiss
「あの…綾乃さん、お仕事はどうしたんですか?」
「今日はお昼からお休みなの。流依にも会いたかったし。まぁ何よりあなたね。」
「私…?ですか?」
「そう」と満面の笑みをうかべて私の腕を掴み歩き出した。
綾乃さんは愛車の真っ白なベンツに私を乗り込ませると、自分も運転席に乗った。
「さぁっ!今日は気合い入れてくわよ!なんたって希美の一大事だし♪」
………?…………
私、なんかしたかな?
そしてついた先は有名ブランド店だった。
そこに入ると、靴、バッグ、洋服、アクセサリー、化粧品など、様々なものがそろっていた。
「綾乃さん!こんな所に来たって私…お金持ってないです…」
「それなら大丈夫。壱也さんにカード、もらってるから。」
そう言ってゴールドカードを目の前に差し出した。
………!?
パ……パパ…一体何がしたいの…?