Kiss Kiss Kiss
それにいつもならこの時間はアッチの方にいるはず。
龍星群の方に…。
「先生、なんでこんな所にいるんですか。チームに行ってたんじゃないんですか?」
私は未だに目を合わせられず、俯きながら言う。
「いいから。ほら、行くぞ。」
と、私の腕を掴み、歩き出す先生。
「ちょっ、待ってくださいっ」
「何?」
ぴたりと立ち止まり、私の方に振り向く。
「どこに…行くんですか…」
そんなことしか言えなかった。
他にももっと、どうしてここにいるのか。とか、もう少しましな事を言えば良かったのに、行く前提で話してしまった私。
………〜っバカだ……
ついこの間、想いを封じ込めようと決心したのに、こんなことされたら…
期待、ちゃうのに…