イジワルな恋人






その日の事は、もったいないけどぼんやりとしか覚えてない。


亮にすごくすごく大事に触れられて、

何度も、亮の低い声で甘く名前を呼ばれた。


佐伯さんの事を考える余裕なんてなかった。


あたしの身体中が、完全に亮だけを感じてた。


好き……。

大好き……。


これ以上の感情なんて、きっとない。


そう思えるくらいに、亮が大好きだよ。





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