◆~恋色模様~◆
.★*゚ひだまり模様゚*★.
「ね。
ひまわり、聞いてくれる?
私ね、日向くんのことが………すき…なんだ…」
な、なんだって!?
びっくりし過ぎて座っていた椅子から落ちそうになるが、なんとか留まる。
今まで何回か告白されたことがある。
その時は好きって言ってもらえたことが、ただ、嬉しかったんだ。
でも小林さんは、なんか…
嬉しいのと同時にすごく恥ずかしい。
そのとき気付いたんだ。
真っ赤になった自分の顔と、早くなるオレの心臓の音に。
「オレやっべー…」
それからなんとなく、話しかけるようになって。
ひまわりのことを知るために、花の育て方なんて本を読んで。
小林さんの笑顔を見れた日はなんだか1日嬉しくて。
これが恋って気付くのはもう少し後なんだけど。
なぁ、オレの笑顔はひまわりみたいって言ってくれたけど。
ひまわりを見ているときの君は、君が思ってるより明るい顔で笑ってるんだよ。