労働の価値 その3
第4章 おかねから「富」へ

第1節 「富」とは

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第4章 おかねから「富」へ
第1節 「富」とは

商品の流れが、
「富」のはじまりだ。

商品を作って、
商品を流す、
こうしたことが進んでいけば、
今みる商業のようになる。

商業ができあがってから、
「富」が生まれる。

世界の商業と、
世界の市場が、
1700年代になって、
いまにつながる「富」の姿へ、
成長をはじめた。

≪「富」は、資本のこと。
再述。≫


商品の流れを通じて、
豊かさについてのいろんなしくみが出来上がる。

これを、
これから、
物からは見ないようにしながら、
考えていく。

つまり、
商品の流れなのだけれど、
「使う価値」が交換されるということは、
ここでは考えない。

そうしたとき、
この流れが成長すると、
さいごには、
おかねが作り出されてくる、
ということを、
これまで見てきた。

これが、
「富」の、
さいしょの姿だ。

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