労働の価値 その3
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「売るために買う」、
もっとはっきり言うと、
「高いねだんで売るために買う」。

「おかね→商品→おかね’」。

それは、
「富」のなかまの、
たったひとつにすぎないと、
そうみえる。

商売人の「富」だけの姿だと、
そうみえる。

しかし、
工場の「富」も、
同じなのだ。

≪「工場の富」は、「産業資本」のこと。≫

これもまた、
おかねなのだ。

そしておかねが、
商品に変わり…

…商品は売られ…

…もっと大きなおかねになって、
戻ってくる。

「買って」から「売る」までのあいだ、
なにをしようと、
それが流れの外ならば、
関係ない。

どちらも、
「高いねだんで売るために買」っている。

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