労働の価値 その3
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このとき、
商品の価値も、
変化をする。

しかしそれは、
おかねの姿の変化に、
限られている。

それは、
はじめは、
売られた商品の、
ねだんであった。

それが、
ねだんで示されていた分の、
おかねに変わる。

さいごに、
そのねだんだ、
と、
価値が測られた商品の、
ねだんになる。

こうした姿の変わり方は、
もともとは、
価値の量は変わらない。

たとえば、
千円札を、
100円玉と50円玉と10円玉に、
くずすのと、
同じなのだ。

だから、
商品を流すときは、
商品の「価値」が、
姿を変えると…

…もし、
そのままに進むなら…

…同じ価値だと測られたものどうしで、
交換が進む、
それだけのはずだ。

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