あたしの貴方を愛したいという我が儘を…
ころころと、
貴方のところまで転がっていって、
後ろから腰にきゅっと抱きつく。

「あたしのこと、好き?」

抱きついたまま、
頬を甘えるように擦りつけながら聞いてみる。

急に慌てて、身体をよじって
あたしを見ようとする貴方に逆らって、
腰に抱きつく腕に力を込める。

「ねぇ、あたしのこと、好き?」

「な、何言うてんねんっ」

「あたしは、貴方のこと、大好きよ。」
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