君だけの歌

「お兄ちゃ───ん!!」



「おっ前、声でかすぎ。みんな見てるじゃん…」


あめくんがこっちを見て言った。



「うっ、うるさいなッ!!あたしはお兄ちゃんに話してるの!!」

と言ってあめくんを睨んだ。


あめくんは歌はうまいんだけどけっこう口が悪い。





「日奈また見に来てたのか。本当暇なヤツだな」

今までドラムを片付けていたお兄ちゃんがあたしの方を見て行った。



< 5 / 19 >

この作品をシェア

pagetop