色えんぴつ
『留宇…目はもう治らないの?』

「うん。今の医学では治せないんだって」

『そんな…』

「今までありがとうね!!バイバイ」

私は足速に教室を出てお母さんが待っている車へと向かった。

『留宇!!』

え…?

『うちらはずっと親友だから。辛くなったら何時でも電話してきていいんだからね』

「ありがと…」
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