現代アリス∞
別にお金の使い道なんて無いけど、お金さえ貯めとけばそのうち必ず役にたってしまうこの世の中だし。
高校卒業してから一人暮らしするための資金にでもしようかな・・・とかぼんやり考えながらこつこつ貯金している。
せっせと走っているうちにいつの間にかバイト先の店に到着していた。
「おはようございます」と言って店内に入りそのまま奥のスタッフルームへと入り制服に着替える。
着替え終わった私はスタッフルームから出てショウウィンドーを回りカウンターの中へと入った。
そしてタイムカードをきる。
「すみません、遅くなりました」
先にカウンターに入っていた社員の人に軽く頭を下げ誤る。
その人は優しく微笑みながら私を見た。
この人の名前はスピカ
日本の人では無さそうだ。
とても綺麗なアイスブルーの瞳をしている。
「なに言ってるの。貴方はまだ遅刻してないじゃない?」
「5分前到着が原則ですし」
愛想笑をして私は返事を返した。
どうもこの人は苦手だ。
なんというか・・・本当に裏表が無いカンジ。
この人といると、自分が汚れた人間に見えてしまう。
でも・・・綺麗な人だな・・・って思う。
本気で
「遅刻じゃないんだから何も気にすることないのよ。あ、そうだわ。今日チナツちゃんが来れなくなったみたいだから2人でしないといけないんだけど大丈夫?」
私は首を傾げた
たしかチナツは・・・学校には来てた
もしかしてさぼり?
そんなことが頭を霞めたがどうでもいいことだと思いすぐに頭の中からかき消した。
「はい、大丈夫です」
「そう、よかった。9時ごろにオーナーが来るって言ってるから、それまで忙しくなるかも知れないけどごめんね」
「オーナー?」
少し驚いた。
なんせここで働き始めて1ヶ月。
一度もオーナーは店に顔を出していない。
もしかすると私が居ないときに来ているのかもしれないけど、面接もスピカさんがしてくれたし。
オーナーは店に来ないものだと思っていたから。
私が驚いているのを見てスピカさんはフフと笑う。
「そうね、姫宮さんはオーナーに会ったこと無いもんね。驚くわよ」
「?」
スピカさんの意味ありげな笑みが気に掛かったが
どうでも言い事なんだと思い直し気を仕事に集中させた。
高校卒業してから一人暮らしするための資金にでもしようかな・・・とかぼんやり考えながらこつこつ貯金している。
せっせと走っているうちにいつの間にかバイト先の店に到着していた。
「おはようございます」と言って店内に入りそのまま奥のスタッフルームへと入り制服に着替える。
着替え終わった私はスタッフルームから出てショウウィンドーを回りカウンターの中へと入った。
そしてタイムカードをきる。
「すみません、遅くなりました」
先にカウンターに入っていた社員の人に軽く頭を下げ誤る。
その人は優しく微笑みながら私を見た。
この人の名前はスピカ
日本の人では無さそうだ。
とても綺麗なアイスブルーの瞳をしている。
「なに言ってるの。貴方はまだ遅刻してないじゃない?」
「5分前到着が原則ですし」
愛想笑をして私は返事を返した。
どうもこの人は苦手だ。
なんというか・・・本当に裏表が無いカンジ。
この人といると、自分が汚れた人間に見えてしまう。
でも・・・綺麗な人だな・・・って思う。
本気で
「遅刻じゃないんだから何も気にすることないのよ。あ、そうだわ。今日チナツちゃんが来れなくなったみたいだから2人でしないといけないんだけど大丈夫?」
私は首を傾げた
たしかチナツは・・・学校には来てた
もしかしてさぼり?
そんなことが頭を霞めたがどうでもいいことだと思いすぐに頭の中からかき消した。
「はい、大丈夫です」
「そう、よかった。9時ごろにオーナーが来るって言ってるから、それまで忙しくなるかも知れないけどごめんね」
「オーナー?」
少し驚いた。
なんせここで働き始めて1ヶ月。
一度もオーナーは店に顔を出していない。
もしかすると私が居ないときに来ているのかもしれないけど、面接もスピカさんがしてくれたし。
オーナーは店に来ないものだと思っていたから。
私が驚いているのを見てスピカさんはフフと笑う。
「そうね、姫宮さんはオーナーに会ったこと無いもんね。驚くわよ」
「?」
スピカさんの意味ありげな笑みが気に掛かったが
どうでも言い事なんだと思い直し気を仕事に集中させた。