現代アリス∞
ヒカルは学校に通いながら病気のお父さんに代わってお店のオーナーとかもしてるらしい。
私とはまったく別の世界で生きているんだ・・・
そんな彼のことを素直に凄いと思った。
話の途中私は先ほどから気になっていた事をヒカルに問う。
「いつから人の思っている事が解るようになったの?」
って。
ヒカルは一瞬罰の悪そうな顔をしたがこっちを向いて「笑うなよ」と一言念押しして話を聞かせてくれた。
なんでも一番最初に人の心を読んだのは10歳の時らしい。
自分の11歳の誕生日に父親が何を買ってくれているのかが解ったのだと。
それから頻繁に人の心の声が聞こえたり何を考えているのかわかるようになったらしい。
そしてその不思議な力の元の元はある“夢”だと言っていた。
どんな夢だったかはよく覚えてないらしいけど
その“夢”に出てきた女の子を守るために、この力はあるんだとヒカルは言っていた。
こんな嘘みたいな話、普段の私なら絶対に信じないのに今日はなんだかいつもとは違う風が私の周りを取り巻いている。
この人の言っていることになんの偽りもない
確信をもってそう言える
「早くその子が見つかるといいね」
私の言葉にヒカルは優しく微笑んだ
「まだ確信は無いんだけどね、多分・・・もぉ見つかった」
ヒカルは続けて何かを言おうとしていたが気づけばもう8時15分
私はヒカルに「またショップで」と手を振りその場で別れた。
ヒカルは少し苦笑しながら手を降り返してくれていた。
今日、ヒカルに会って話せて良かった・・・
昨日は突然『人の心の声が聞けるんだ』なんて言われて戸惑ったけど、この人は本当にいい人なんだ。
これからも、仲良くやっていけるような気がする。
ヒカルと別れてから私は学校まで全力で走った。
なんせもう時計の針は20分を過ぎている
ちょっと余裕かましすぎたわ
門が閉まるギリギリの所で私は学校へ到着、校舎へと入った。
私は今高校2年生で教室は本館の3階にある。
本館と言うのはうちの学校の中央にある校舎を指している。
この学校には合計3つの校舎があってさっきも言ったように中央にある校舎が本館、一番北側にあるのが新館、南にあるのが旧校舎。
このうち旧校舎はもう使われていない。
私とはまったく別の世界で生きているんだ・・・
そんな彼のことを素直に凄いと思った。
話の途中私は先ほどから気になっていた事をヒカルに問う。
「いつから人の思っている事が解るようになったの?」
って。
ヒカルは一瞬罰の悪そうな顔をしたがこっちを向いて「笑うなよ」と一言念押しして話を聞かせてくれた。
なんでも一番最初に人の心を読んだのは10歳の時らしい。
自分の11歳の誕生日に父親が何を買ってくれているのかが解ったのだと。
それから頻繁に人の心の声が聞こえたり何を考えているのかわかるようになったらしい。
そしてその不思議な力の元の元はある“夢”だと言っていた。
どんな夢だったかはよく覚えてないらしいけど
その“夢”に出てきた女の子を守るために、この力はあるんだとヒカルは言っていた。
こんな嘘みたいな話、普段の私なら絶対に信じないのに今日はなんだかいつもとは違う風が私の周りを取り巻いている。
この人の言っていることになんの偽りもない
確信をもってそう言える
「早くその子が見つかるといいね」
私の言葉にヒカルは優しく微笑んだ
「まだ確信は無いんだけどね、多分・・・もぉ見つかった」
ヒカルは続けて何かを言おうとしていたが気づけばもう8時15分
私はヒカルに「またショップで」と手を振りその場で別れた。
ヒカルは少し苦笑しながら手を降り返してくれていた。
今日、ヒカルに会って話せて良かった・・・
昨日は突然『人の心の声が聞けるんだ』なんて言われて戸惑ったけど、この人は本当にいい人なんだ。
これからも、仲良くやっていけるような気がする。
ヒカルと別れてから私は学校まで全力で走った。
なんせもう時計の針は20分を過ぎている
ちょっと余裕かましすぎたわ
門が閉まるギリギリの所で私は学校へ到着、校舎へと入った。
私は今高校2年生で教室は本館の3階にある。
本館と言うのはうちの学校の中央にある校舎を指している。
この学校には合計3つの校舎があってさっきも言ったように中央にある校舎が本館、一番北側にあるのが新館、南にあるのが旧校舎。
このうち旧校舎はもう使われていない。