さみしいよダーリン★
「うん。・・・いつかあたしも欲しいな。」



俺が目を見開くと、小春ちゃんを見て、微笑んでいる。



思わずドキッとしてしまった。



前に誰かに聞いたことがある。



女性は子どもを出産するとまた違った魅力が引き出されると。



生んだわけではないが、歌乃も将来を想像しているのかもしれない。



「・・・歌乃に似た女の子がほしいな。」




そう言うと、歌乃は嬉しそうに笑った。




「じゃぁ、お金貯めなきゃね。お仕事頑張ってねパパ。」



首を傾げて、ニッコリ笑って言う歌乃に、柄にもなく照れてしまった。



パパか・・・いつか言われるときが来るんだなぁ。



いつになるかは分からないが、近い未来、家の中が子どもの笑い声でいっぱいになっていることを願った。













「頑張るのは、歌乃も一緒だからな。」


「もちろんよ!あたしに任せて!!」


「お、頼もしいな。俺、子ども3人は欲しいからさ、夜頑張ろうな!」


「え、な・・・そっち〜!?」

「ふえぇぇぇぇん!!!」




歌乃の声で起きてしまい、小春ちゃんの泣き声が、家中に響いた。





★番外編〜オメデタ!?〔完〕




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