さみしいよダーリン★
「・・・・あぁ。・・・・そうしてくれ。」



ん?何の話だろ?




澄人が廊下の電気を付けながら、リビングに近づいてきた。



さぁ、いよいよ!



あたしはクラッカーを手に持ち、ドアの前で構えた。




「早く見つけてくれ・・・」



パーーーーーーーン★



「Merry Christmas★彡
澄人!!」



笑顔で出迎えたあたし。



「・・・・・・・・・・・・・いや、やっぱりいい。」




少し固まった後に、電話の相手に断りの返事を口にした。



誰だろう?



歌乃がキョトンとしていると



ギュッと抱き締められた。



「澄人?」


「・・・・・このまま・・・」



無言のまま、腕の強さを強めて抱き締められる。



どうしたの?



でも、あたしは聞かないでそのまま、澄人が離すまで動かなかった。

























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