さみしいよダーリン★
「歌乃?」


「なに?」


「この飾り付け、全部一人でやったのか?」



驚いたように、部屋を見渡しながら言う澄人。



「しかも・・・・・」



そして視線を落として、あたしの姿を目に映す。



「なにその可愛いカッコ・・・」



そう言いながら、頬を赤くしそれを手で隠す澄人。



でも可愛いって言われたあたしも負けないぐらい、赤くなってるはず・・・。




「クリスマスだから・・・その〜・・・」



照れながらブツブツ言うと、澄人はため息を吐いた。



「なっ!!ため息吐くほど似合ってないわけ!?」


「あー!違う違う!!」




焦ったように言う澄人に、プイッと外を向く。



すると、また体を抱き寄せられた。




「可愛すぎて、我慢の限界なの!!」


「え?んっ!」



澄人の言葉に驚いて向き直ると、唇が澄人のそれに包まれた。



角度を何度も変えて、吸われるようなキス。



体の力が抜けていくような感覚が襲ってくると、澄人がしっかり腰と背中を引き寄せた。



そして、あたしが首に腕を巻き付けると、唇をゆっくり離した。





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