さみしいよダーリン★
「澄人?」


澄人はベッドから立ち上がると



傍に来て



「悪かった!一人にして。俺の自分勝手な気持ちでお前を避けて。本当はデートだって行けた日、あったんだ。だけど・・・・とにかくごめん。」



澄人はあたしに頭を下げて謝った。



だけど、あたしは謝ってほしいわけじゃないんだよ。



「あの、澄人・・・」


「これからは、お前に淋しい思いはさせない。お前が喜んでくれるなら俺はいつだって歌乃を想うし、優先する。」


「澄人・・・・・・・」



「だから、だから・・・別れるなんて言わないでくれ!」


澄人はちょっと鼻声になりながらあたしを抱き締めた。



ねぇ、本当にあたしを優先してくれる?



もう1人で淋しい思いをしなくてもいいの?




「ごめんなさいね。」


「あなたは・・・・」



その時突然部屋に入ってきたのは



あの美人さん。



「彼は・・・優秀な人材なため、とても必要だったんです。」



やっぱりそうだよね。



ただの社員の彼に仕事を減らすとか、選ぶなんてことなんか出来っこない。



「やっぱり仕事を減らすなんて無理でしょ。澄人。」


やっぱりあたし達は



「大丈夫だよ。」


「そうですよ。歌乃さん。」

「え?」


「減らしたって何ら問題のないものもありますし、他の者に回せばいいだけですしね。」



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