さみしいよダーリン★
デート
「あ、見て!これ、カワイイ♪」
久々に天気も回復して暖かい日差しが降り注ぐ今日は、今月3回目のデート。
あたし達の2度目の交際が始まってから早3ヶ月。
あれから澄人は仕事の量を減らしてくれて、その上毎晩あたしのマンションに遊びに来てくれるようになったの。
毎日色んなことを喋って、笑って・・・そんな些細な事が今の私には最高の幸せ!
繋いだ手にちょっと力を入れれば澄人もギュッと握ってくれる。
その手から伝わる温もりが心を満たしてくれる。
もうあたしは一人じゃないんだ。
「へぇ、ベルトに名前が入れられるんだ。」
小さいけど可愛らしいアクセサリーショップに入ると
小さな籠にブレスレットぐらいの大きさの色とりどりのベルトが入っているのを見つけた。
「いいね、これ!作ってもらおうよ!すみません。」
黄色いベルトを2本選び、店員に渡した。
「いらっしゃいませ。こちらでございますね?どのようにお入れしますか?」
「えーと、SUMITOとKANOでお願いします。」
「はい。ではお一人様700円です。」
カバンからお財布を出そうとすると、澄人は
「あぁ、俺が払うからいいよ。」
と言って、さっさと払ってしまった。
「え、別にこれくらいなら・・・」
「彼女には払わせたくないの!」
澄人のプライドなのか、いつもそう言ってお金は全部出してくれる。
「ありがと。」
───────・・・・・・・・
「ありがとうございました。」
「わぁい♪はい、澄人。」
「え?俺の分?」
「うん。携帯に付けて!」
そう言いながら、あたしは澄人にKANOの字が入ったベルトを渡した。
久々に天気も回復して暖かい日差しが降り注ぐ今日は、今月3回目のデート。
あたし達の2度目の交際が始まってから早3ヶ月。
あれから澄人は仕事の量を減らしてくれて、その上毎晩あたしのマンションに遊びに来てくれるようになったの。
毎日色んなことを喋って、笑って・・・そんな些細な事が今の私には最高の幸せ!
繋いだ手にちょっと力を入れれば澄人もギュッと握ってくれる。
その手から伝わる温もりが心を満たしてくれる。
もうあたしは一人じゃないんだ。
「へぇ、ベルトに名前が入れられるんだ。」
小さいけど可愛らしいアクセサリーショップに入ると
小さな籠にブレスレットぐらいの大きさの色とりどりのベルトが入っているのを見つけた。
「いいね、これ!作ってもらおうよ!すみません。」
黄色いベルトを2本選び、店員に渡した。
「いらっしゃいませ。こちらでございますね?どのようにお入れしますか?」
「えーと、SUMITOとKANOでお願いします。」
「はい。ではお一人様700円です。」
カバンからお財布を出そうとすると、澄人は
「あぁ、俺が払うからいいよ。」
と言って、さっさと払ってしまった。
「え、別にこれくらいなら・・・」
「彼女には払わせたくないの!」
澄人のプライドなのか、いつもそう言ってお金は全部出してくれる。
「ありがと。」
───────・・・・・・・・
「ありがとうございました。」
「わぁい♪はい、澄人。」
「え?俺の分?」
「うん。携帯に付けて!」
そう言いながら、あたしは澄人にKANOの字が入ったベルトを渡した。