さみしいよダーリン★
「〜〜♪〜〜♪〜〜」


夕飯の買い物をしに、デパートまで来た。



店内の中はヴァレンタイン一色で女子高生がたくさんいる。



『彼氏は、あんまり甘いの好きじゃないから、こっちかなぁ?』


『あ、ねぇ見て。逆チョコだって!』



逆チョコ?



女子高生の言葉から、聞こえてきた言葉。



あ、今は男の人からもチョコをあげるんだっけ?



お菓子会社も必死だねぇ。



でも、もらえたら嬉しいだろうなぁ・・・。



結局、いいサプライズも思いつかず、買い物を済ませて家に帰った。




───────────・・・・・



「ふぁ〜!出来たぁ!!」



夕飯を作り終えて、大きく伸びをした。



もうそろそろ澄人が帰ってくる。



ピンポン♪



あ!噂をすれば!



玄関のドアを開けると、澄人が立っていた。



「おかえり、澄人!」


「ただいま。歌乃!」



リビングへ行くと。



「お、今日はご馳走だな!」


「うん。今日は初めてのヴァレンタインだから、張り切っちゃった!」



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