さみしいよダーリン★
「そっか・・・」



あたしが呟くと、澄人は顔を上げてあたしに謝ってきた。



「ごめん。本当にごめん!呆れられても仕方ないと思ってる。だけど、怖かった。・・・お前を失いたくないばかりに俺は・・・殴ってもいい怒鳴ってもいい。だけど、俺から離れていかないでくれ!!」



最後は、あたしを抱きしめて、結局涙を流してしまった澄人。



バカだな。



そんなこと、不安に思う必要ないのに・・・。



むしろ、不安だったのはあたしの方。



結婚もしていない段階で赤ちゃんが出来たなんて、やっぱり世間的にはまだまだ、あまりいい響きには聞こえない。



まして澄人は社長。



たったそれだけのことで、同業者の方々に後ろ指を刺される思いはしてほしくない。



だから・・・・・・。



でも、澄人は全然そんなことは眼中になくて、ただ、あたしのことだけを考えてくれてた。



それが、何より嬉しかった。




「澄人、もう離して。」


「やだ。」


「はぁ〜・・・もう、だだっ子にはこうだ。」


「!?」



あたしからキスをした。



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