さみしいよダーリン★

澄人SIDE〜男の決意

「ふぁ〜・・・」



あれから数日が経った。



今日は日曜日。



でもただの日曜日ではない。



これからの俺の人生を左右する、大切な一日だ。



今日は1日二人とも休日だから、朝からのんびり過ごす予定だ。



「あれ?歌乃は先に起きたのかな?」



俺もベッドの上で体を起こす。



ガラッ



その時、ドアも開いてそこに歌乃が立っていた。



「あ、おはよう!今起こそうかと思ってたんだ。」


「おはよう。今起きたんだよ。何時?」


「10時30分だよ。」


「はっ!?」



驚いてバッと時計を見ると、正確には10時24分を指していた。



「ヤバ・・・かなり寝てたんだな。」


「うん。きっと疲れたまってたんじゃないかな?ぐっすり寝てたから。」


「歌乃が起きた時も全く気がつかなかったしなぁ。」




歌乃は笑っていたが、普段もこんなに遅くまでは寝ていないから、本当に驚いた。



それにしても、こういう会話をしていると、何だか新婚みたいで、少しにやける。



「澄人、何かニヤついてる・・・。」



歌乃に少し引かれ、ムキになった俺は、歌乃を追い掛け回し、無理やり朝のキスをした。



だけど、こんな何でもない時間が本当に幸せに感じるようになった。



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